リーディングサークル(読書会)vol.07 参加者の感想
Reading Circle (読書会) vol.7 参加者の感想
「7月24日の日曜は、Reading Circle とSolo Showの上映会でした。
まずReading circleは、母権制社会が父権制社会へと移り変わった結果、踊りというものの位置付けがどうなっていったのかという内容。
あるところでは男性の踊りは戦士の鍛錬のための方法のひとつであったりもしましたが、女性の踊りは宗教儀式からは排除されるようになり、プロのダンサー、娼婦などが権力者たちの性的な好奇心を満たし、愉しませるためのものとして、地位が貶められてしまいました。
こういった価値観は現代の中東にも続いているものです。元は豊穣を祈り、女性を讃えるものであったという価値観はすでになく、セクシャルな娼婦の踊りという偏見。
日本やアメリカなどから見れば不思議に感じられますが、発祥地である中東では、ベリーダンスというものがそういったものだと捉えられている。
それは本当に残念なことです。
そして、本来はそういったものではないのだと世界に伝えることができるのは、残念な偏見が固定してしまった中東に生まれ育っていない私たちなのかもしれません。
他の文化を持つ人間だからこそ、解釈も表現もより自由で、そして逆に踊りの根源を見つめることもできる。
エンターテイメントだけではなく、そういったところも大事に受け止めて踊っていくことができたらと思いました。
そして、Solo Showの上映会。
これこそ、女性の美しさを感じ讃える、自由な表現の世界でした。
全員分の上映はしませんでしたが、生で観られなかった方の踊りを観れたり、生で観ていても再度カメラマンさんの視点で観ることで新たな魅力を発見できたりと、素晴らしい会でした。
あらためて感じたのが、踊っているときの表情の素晴らしさについて。
踊りは全身で表現するものですが、それでハートが開いて、踊っているときにその人の内面が表情に浮かびあがる。その人がどういう人なのか、踊っている表情で心の有り様がわかるというか。そういったことを感じました。
だから、みんな素敵なんですね。
自分のことについては、本当に基本的な反省点ばかり。努力が足りないなと思いましたが、そんな私を出来うる限り格好よく撮り、編集してくださったカメラマンさんに、またまた感謝なのでした。」by Aynur
✳︎次回のリーディングサークルは8/28(日)13:00-16:00を予定しています。
お気軽にご参加ください。
参加費:3000円
参加申し込み:ruhanibellydancearts@gmail.com
(件名:リーディングサークル)
または各担当インストラクトレスまで。
更新日:2016.07.31 Sunday