レポート ベリーダンサーのための身体のしくみ講座 7/21開催
ベリーダンサーのための身体のしくみ講座を7/21(日)に開催致しました。
ワークショップは講師の若狭さんの穏やかな雰囲気と共に座学からスタートしました。
動く骨格模型と筋肉や骨名称など抜粋された資料でベリーダンサーがよく使う肩、腹部、腰を中心に解りやすく説明頂きました。
骨を支え、動かす筋肉で自分の身体は動いていることに改めて驚きました。
互いに肩甲骨を触り、腕を動かし、
肩甲骨周辺の動きを実際に感じました。
『筋肉を動かそうと思っても上手く動かない。リラックスして、骨を動かそうとすると周りの筋肉がバランスよく動く。』
『筋肉ひとつひとつの動きを感じる事は難しい。とても繊細になり、静かでリラックスした状態だと感じる事できる場合もあるが、、そこにこだわる必要はない。無理に感じようとしても、自分の中の想像で勘違いしてしまうこともある。』
と教えて頂きました。
後半は、若狭さんのリーディングで、ヨガマットに上向きに横たわり、目を閉じて、自分の身体の形、向き、動きに伴う身体の変化を感じました。
ゆったりとリラックスした中で、
自分の身体に繊細になるというとても貴重な時間でした。
参加者Zさんからの感想
Nadia Makhlouf のワークショップでも学んだ、横たわって両手のひらをおへその上と下に置き腹式呼吸をするワークが良かったです。二度目ということもあり、呼吸に集中することができ、緊張が消えていくのを感じることができました。
腰から太腿まで長い距離を繋いでいる筋肉、腸骨筋と大腰筋は、2つ合わせて腸腰筋と呼ばれ、これが足を動かしている、というお話も、とてもためになりました。
腸腰筋は、まさにベリーダンスでも、ドロップキックやマイヤなどで使う筋肉ですが、歩行や階段乗降など、普通の身体機能を維持するためにも、とても役に立つことがわかりました。
参加者Rさんからの感想
「リラックスすることが大事」
胸のあたりをリラックスさせるためのワークとして腸腰筋のエクササイズをしました。
他の筋肉を動かすことによって連動して自動的に起きる動きによってその部分をリラックスさせます。実際ワークの後は胸が広がるような感覚、身長が伸びたような感覚がしました。
今回はほんの一部の例の実践でしたが、様々なエクササイズを繰り返すことによってその部分が本来持っている「動きの質、能力」を意識しないでも自然とできるように整えていくことができるのかもしれません。
自分の体の理解を深め、意識しないでも本来の生まれ持った自然な人としての美しさを映し出したようなダンスができるようになるといいなあと思いました。
参加者Jさんからの感想
ベリーダンスで特に動かすことの多い腰部。
筋線維と骨の連動について図資料をもとに説明があり、邪魔をしている筋肉があると動かないことがあるが、リラックスしていると動きが良くなるとのこと。
当然のようだかど、その後これを意識して体を動かしてみると、顕著に可動域と動きの滑らかさが違うことが体感できた。
また呼吸により上下する横隔膜と胸部の容量も、呼気によって動きや圧が連動している仕組みがとても興味深かった。
呼吸を出来るだけ深く続けながら踊ることがいかに大事かを身体のしくみから知ることができて良かった。
ただ リラックスして と言うより、自然や地球・宇宙を意識すること、流れるような水や風をイメージすることで加速することも体感したうえで、ノーラさんのウォームアップはすっと気持ちも体も踊りに入りやすくなっているのだと納得しました。
また、観衆のエネルギーの強いステージ上にいる時にも、呼吸は身体の動きを大きく変えるものだと冷静に体感することもできました。
ご参加頂きました皆さま、誠にありがとうございました。
若狭さん、とても貴重な時間をありがとうございました。
後記 by Maanika
更新日:2019.08.11 Sunday