NADIA BELLYDANCE WORKSHOP 3/11(Sun) レポート
この度はRuhani Bellydance Arts主催 NADIA BELLYDANCEワークショップへご参加くださりありがとうございました。
前半は『ベリーダンス基礎強化ワークショップ』を行いました。
ベリーダンス歴が浅い深い関係なく、基本に立ち返ることで 毎回たくさんの気づきが得られます。
カラダのどこにポイントをおいて動かしていけば 気持ちよくなるのか、まずは軸をしっかり感じるためのヒントとして、バレエのアラベスクの動きからシェア。
ゆっくりと丁寧に基礎強化のワークショップがスタートします。
基礎を細かく紐解くことで、実際の体感度も増し、ひとりひとりのカラダのクセを知りながら、心地よい動かし方をつかんでいきます。
例えば ベリーダンス特有の、カラダの部位を別々に動かすアイソレーション。
その中でも、いちばん一緒に動いてしまいがちな、ネック(首)とチェスト(胸)のスライドのコツについて。
チェストを右にスライド、同時にネックは左へひっぱるようにして軽く首の関節を動かします。すると、アイソレーションのイメージがつかみやすくなります。
このとき、あぐらで座ってフロアーワークのようにして行っているため、足は固定されている状態。ヒップの動きは気にせず、チェストとネックの関係だけに集中して練習できるというわけです。
最後は、ベーシックムーブメントのシンプルなコンビネーションをレクチャーして終了。
そして後半は『ファンベール振付 「饗宴 – Matsuri」和フュージョン』
心に寄り添うようにして奏でるミュージシャンの想いにも惹かれて、、、とNadiaさんが話されながら、ファンベールワークショップスタート。
まずは持ち方から丁寧にレクチャー。
抑揚のある和太鼓の音色や、和楽器ならではの粋なかけ声をアクセントにしながら、フリースタイルでシミーをするパートでは、ちょっとした使い分けをシェア。
レストランショーなどの近い距離感は、タイトなシミーを。
大きなホールなどの遠い距離感は、太もも揺らすために膝を曲げて高低差がつきやすいシミーを。
思わず なるほど〜 と、納得してしまうような おいしいポイントを、たくさんシェアしていただきました。
桜をイメージしたファンベールなだけに、華やかな色とりどりのファンベールが集まって、スタジオは春らしい雰囲気。
美しさを意識した曲線美のポージングや、螺旋を描くように紡いでいくムーブメントは、桜吹雪に包まれながら、天女が舞うようでした。
舞っていても話していても、所々にみられるNadiaさんの日本人としての誇り。
アジア人特有の考え方として、
完璧に痩せてから踊る
上手くなってから踊る
こう言ったことを度々耳にされるそうですが、完璧になってから踊る、またはレッスンを習いにくるのなら、一体いつになるのかわかりません。
それよりも今の自分のままで、焦らず踊っていくことのほうがずっと大切で、自分らしく輝いていけます。テクニックは地道に続けていけば 、自ずとうまくなっていきます。
凛として話されるNadiaさんがとても印象的でした。
今回のワークショップの曲は、Nadiaさんが2011年の終わりくらいに出会ったそうです。
いまこの場でダンスを踊れるのは当たり前のようでそうではない。
桜も咲いて散るまでの一瞬の間に、さまざまな美しさ強さが込められている。
生きるも同じように。
一瞬を大切に。
日本人であることを誇り高く生きていこう、そんなきっかけをもたらしてくれたそうです。
やはり、ココロとカラダはつながってこその踊りなのですね。
Nadiaさんのレクチャーがひとつひとつ終わるたびに、”ありがとう” という参加者の方への呼びかけと、
レクチャーの仕草ひとつひとつがフェミニンで、どこを切り取っても、ステキなワークショップでした。
Nadiaさん、心に残るワークショップをありがとうございました。また是非日本にいらしてください☆
更新日:2018.08.19 Sunday